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親にも試練がある

親にも試練がある

2018.8.25

自分にとって大切な事、やりたい事を

親に激しく反対された。

そんな時、あなたならどうしますか?

 

 

この質問はセミナーのワークの中にもあるのですが、

参加者さんの中には必ずと言っていいほど、

`親に反対されたらとても悲しくなる。(または憤りを感じる)

そして自分のやりたい事を諦める。`

と答える方が一人はいます。

 

 

その大体の方は

親がとても厳しかったり

兄弟のやりたい事は許していたのに自分だけ反対されたり

キレやすい親でいつもビクビクしていたり。

 

 

そんな家庭で育った方が多い様に思います。

 

 

本当はもう成人して

自分の道はとっくに自分で選んでいい年齢。

 

 

だけど親に反発してまではそう思えないのですね。

 

 

そういう場合、

親と自分は共依存の関係である事もあります。

 

 

親離れ、子離れがどちらも出来ていない状態。

私も20代後半まで気付かずにその状態でした。

 

 

好きな事はやっていたのですが

親へ胸を張れず、親が言う事に言い返す事は出来なかった。

 

 

それは親のために、と思ってそうしているつもりでしたが

結局は何かあれば親がいる、と

心のどこかで拠り所にしていたのでした。

 

 

でも子供が親の言うことに反発しない限り

親は`子供のためを思って`自分が知っている限りの

幸せになる方法を伝え続けるので、

 

 

それが子供を苦しめている事や

自立の妨げになっている、とは気付けないのですよね。

 

 

私も初めて「自分の人生は自分で決める」と強く親に伝えた時は

親はショックを受け「じゃあもう連絡も取らない」と

1年程疎遠になったことがあります。

 

 

親にとっては初めての娘の反抗に

どうしていいのかわからなかったのだと思います。

 

 

親も同じ成長過程の人間で

それは初めての試練だったから。

 

 

でもその試練は

子供からのアクションがないと起こらないんですよね。

 

 

そう、子供が何を幸せだと思うのかは

子供から伝えないと親はわからないんです。

 

 

親は子供の幸せを願って自分の考えを伝えているので、

それによって子供がやりたい事が出来ずに

 

 

`親のせいでやりたい事が出来なかった`と後悔される方が

悲しいはずなんです。

 

 

だから一時的に親がショックを受けたとしても

最終的には自分のためにも親のためにも

自分の人生は自分で作っていくんです。

 

 

それには何が起きてももう親に頼れない、という

本当の意味での覚悟が必要です。

 

 

そしてその試練を親は乗り越える事が出来る、と

こちらが信じてあげる事も必要。

 

 

自立する事は決して親不孝ではないと思います。

 

 

子供が手を離れ、自分で人生を選択し、

それに向かって本気で努力をしている。

そして幸せそうにしている。

 

 

それを見たら、親も寂しさを感じながらも

幸せだと思うんです。

 

 

安心して親も自分の人生に向かう事が出来るようになります。

 

 

私も今では親は私を信頼してくれ、

時に頼りにしてくれたり

対等に仕事の話をしてくれたり。

 

 

そして何より、

親が自分の人生を充実させて

今では私が誘っても趣味で忙しくて断られる位です(笑)

 

 

でもそんな親を見て

私も幸せになります^^

 

 

自分の人生です。

親が言う事が時に正しくても

自分で経験をして失敗することは

決して無駄な経験ではないと思います。

 

 

自分でする事で起きるすべての結果に

自分で責任を持つ覚悟があれば、

それは誰にも口出しは出来ない事。

貫いてきましょう。

 

 

そして孝行したいと思うなら、

親へは成長した自分で

恩返しをしていけたらいいのではと思います^^