自分にとって大切な事、やりたい事を
親に激しく反対された。
そんな時、あなたならどうしますか?
この質問はセミナーのワークの中にもあるのですが、
参加者さんの中には必ずと言っていいほど、
`親に反対されたらとても悲しくなる。(または憤りを感じる)
そして自分のやりたい事を諦める。`
と答える方が一人はいます。
その大体の方は
親がとても厳しかったり
兄弟のやりたい事は許していたのに自分だけ反対されたり
キレやすい親でいつもビクビクしていたり。
そんな家庭で育った方が多い様に思います。
本当はもう成人して
自分の道はとっくに自分で選んでいい年齢。
だけど親に反発してまではそう思えないのですね。
そういう場合、
親と自分は共依存の関係である事もあります。
親離れ、子離れがどちらも出来ていない状態。
私も20代後半まで気付かずにその状態でした。
好きな事はやっていたのですが
親へ胸を張れず、親が言う事に言い返す事は出来なかった。
それは親のために、と思ってそうしているつもりでしたが
結局は何かあれば親がいる、と
心のどこかで拠り所にしていたのでした。
でも子供が親の言うことに反発しない限り
親は`子供のためを思って`自分が知っている限りの
幸せになる方法を伝え続けるので、
それが子供を苦しめている事や
自立の妨げになっている、とは気付けないのですよね。
私も初めて「自分の人生は自分で決める」と強く親に伝えた時は
親はショックを受け「じゃあもう連絡も取らない」と
1年程疎遠になったことがあります。
親にとっては初めての娘の反抗に
どうしていいのかわからなかったのだと思います。
親も同じ成長過程の人間で
それは初めての試練だったから。
でもその試練は
子供からのアクションがないと起こらないんですよね。
そう、子供が何を幸せだと思うのかは
子供から伝えないと親はわからないんです。
親は子供の幸せを願って自分の考えを伝えているので、
それによって子供がやりたい事が出来ずに
`親のせいでやりたい事が出来なかった`と後悔される方が
悲しいはずなんです。
だから一時的に親がショックを受けたとしても
最終的には自分のためにも親のためにも
自分の人生は自分で作っていくんです。
それには何が起きてももう親に頼れない、という
本当の意味での覚悟が必要です。
そしてその試練を親は乗り越える事が出来る、と
こちらが信じてあげる事も必要。
自立する事は決して親不孝ではないと思います。
子供が手を離れ、自分で人生を選択し、
それに向かって本気で努力をしている。
そして幸せそうにしている。
それを見たら、親も寂しさを感じながらも
幸せだと思うんです。
安心して親も自分の人生に向かう事が出来るようになります。
私も今では親は私を信頼してくれ、
時に頼りにしてくれたり
対等に仕事の話をしてくれたり。
そして何より、
親が自分の人生を充実させて
今では私が誘っても趣味で忙しくて断られる位です(笑)
でもそんな親を見て
私も幸せになります^^
自分の人生です。
親が言う事が時に正しくても
自分で経験をして失敗することは
決して無駄な経験ではないと思います。
自分でする事で起きるすべての結果に
自分で責任を持つ覚悟があれば、
それは誰にも口出しは出来ない事。
貫いてきましょう。
そして孝行したいと思うなら、
親へは成長した自分で
恩返しをしていけたらいいのではと思います^^